2008.03.10 Monday
「砂糖」
「シュガー社員が会社を溶かす」田北百樹子(著)
シュガー社員をいくつかに分類してその実体と対処法が掲載されいるのですが、
「ヘリ親依存型シュガー社員」
「俺リスペクト型シュガー社員」
「プリズンブレイク型シュガー社員」
「ワンルームキャパシティ型シュガー社員」
「私生活延長型シュガー社員」
先に書いた、残業させたら親が会社に怒鳴り込んで来るといった事は、ほんの一部です。 シュガー社員の定義にあった「…雇われる側としての主義主張を覚えて…」という所がネックで会社側も手こずっているようです。会社が手こずるというよりも担当の人事の人間が疲弊してしまうパターンが多いようです。
本書の初めの方に求人広告のキャッチコピーの変遷が掲載されていたのですが、そこからもこれからますますシュガー社員が大騒ぎする事になりそうだと感じとる事ができます。
1980年代
「安定した企業、優れた環境」(80年・とらばーゆ)
「あなたの技術で高収入にチャレンジ」(88年・Bing)
2000年代
「がんばりすぎない私が、好き」(04年・とらばーゆ)
「ルールは自分」(04年・とらばーゆ)
「社長の私が、営業のあなたについていく」(07年・Bing)
面接でシュガー社員を見分ける方法が裏表紙にいくつか書いてあります。「筆記用具を持参していない」とか「労働条件の話になると、がぜん食いつく」などがありました。その中の一つに「年金手帳を紛失している。」というのがあって笑いました。
雇われている人間が、その正当な権利を「武器」のように振り回し始めると怖いよね。人を雇うって大変ですね。
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次回は、「グーグルすごい。」です。
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〜 本日の「ポジティブに生きる!」 〜
「ちょっと間抜けだな。」