SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

10
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--

hi-bo.capsule-design.net

24時間、調剤漬けの薬剤師。その思考履歴。
<< 〜 本日の「ポジティブに生きる!」 〜 | main | 〜 本日の「ポジティブに生きる!」 〜 >>
「ぜんまい式」
0
     私のうちにもいくつか電波時計があります。電波時計も最近は数千円で買えます。誤差が10万年に1秒しかない原子時計を基準にしているので、時刻を知る道具としてこれ以上のモノは実用上必要ないと言ってもいいと思います。今、私が主に使っている腕時計も電波時計です。
     しかし、人はぜんまいで動く機械式時計から離れません。機械式時計は非常に高価です。高価ですが、残念ながら100円均一で売っているクオーツ時計より理論的に精度がおちます。しかし、ぜんまいで動く歯車が繰り出す時間は、人を惹きつけてやみません。機械式時計は非常に魅力的です。私も長いこと、あれが欲しい、これが欲しいと思い続けています。まだひとつも買えてませんが…。


    「腕時計一生もの」並木浩一(著)

     非常に素敵な本でした。私が機械式時計に持っていたモヤモヤをはらしてくれたと言っても過言ではありません。腕時計の事を「時刻を知る為の方法はいくらでもあって、本来的にはそう必要でないもの。」といきなり冒頭で書いています。だから、「自覚的に腕時計を買う事の意味が変わってきている…本来必要でないはずの物を買うわけですから、そこにはより根拠のある理由付けが求められてきます。」としています。腕時計の必要性が薄れた結果、「腕時計選び」そのものが一つの文化という段階に入っているとありました。
     本書は必要性の少ないモノを買うための理由を発見するための本です。本書を読んで好きになった時計を買うのもいいし、買った時計をより好きになる事もできると思います。「デザイン」「ムーブメント」「機能」「性能」「歴史」「素材」…理由を探す為にひとつずつ検討しています。

     私の友人にも機械式時計を使っている人が数人います。私の祖父も使っていました。そして、彼らはそれをとても大切にしています。機械式時計を買うことは、なにもスケジュール通りに生活するためではないようです。機械式時計は、身につけるその人を表現するモノです。彼らには結婚指輪を常に身につけているような、誠実さを感じます。ぜんまいで動く歯車を愛し、そして日々前向きに生きているからこそ、腕時計を着けているのだと思います。

     私も「一生もの」と言える一本を時間をかけて探したいです。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

     次回は、「フェルミ推定」です。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    〜 本日の「ポジティブに生きる!」 〜

    「こう、眉間からビィーンってさ。」
    | book | 09:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









    http://hi-bo.capsule-design.net/trackback/609808